Business Day Due Dates

説明書

1. このアプリでできること

Jira の自動化ルールで、作業項目の期日に「N 営業日後」の日付を自動で入れます。週末、国の祝日(日本・米国・英国)、会社独自の休日を飛ばして数えます。プロジェクトごとにどの国の祝日を使うか選べます。

2. 導入の手順(管理者が一度だけ)

  1. Atlassian Marketplace からアプリを入れる
  2. アプリの管理画面で、既定のカレンダーを選び、使うカレンダーごとに「今日」のタイムゾーンを確かめる(Jira の右上の歯車 →「Marketplace アプリ」→「営業日カレンダー」。変更できるのは Jira 管理者だけ)
  3. 会社独自の休日(年末年始、創立記念日など)と、祝日だが出勤する日を登録する
  4. プロジェクトごとに使うカレンダーを選ぶ(選ばないプロジェクトは既定のカレンダー)

3. 自動化ルールの作り方

  1. きっかけを選ぶ(作業項目の作成時、状態の変更時など)
  2. アクション「Add business days (holiday-aware)」で、基準日と営業日数を指定する。初回だけ「Business Day Due Dates に Atlassian Automation を接続」の許可を求められる
  3. 「作業項目を編集」で、期日にアクションの結果(スマート値:{{fetchedJiraBusinessday.date}})を入れる

開始日は空のままを勧めます。空にすると、プロジェクトのカレンダーのタイムゾーンでの「今日」から数えます。今日以外から数えたいときは、次のどれかを入れます。

日時の値は、その瞬間をカレンダーのタイムゾーンでの日付に直して数えます。{{now.jiraDate}} は Jira 側のタイムゾーンで日付が決まり、カレンダーと 1 日ずれることがあるので勧めません。

注意:日本語の画面でも、スマート値の項目名は英語で書きます({{issue.開始日}} では動きません)。スマート値が空になったとき(書き間違いや、作業項目の開始日が未入力のとき)は、エラーにはならず、開始日が空のときと同じく今日から数えます。

4. 残り営業日を見る

作業項目を開くと、画面の枠に「期日まであと N 営業日」が出ます。開いた瞬間に計算するので、常に最新です。一覧や検索には出ません(期日そのものは Jira 標準の期日なので、並べ替えや絞り込みに使えます)。

枠の名前は「期日までの営業日」です。表示は「期日まであと 3 営業日です。」「今日が期日です。」「期日を 2 営業日過ぎています。」「この作業項目には期日がありません。」の 4 通りです。期日までに営業日が残っていないとき(例:金曜に見た、土曜が期日の作業項目)は「期日までに営業日はありません。」、期日を過ぎたがまだ営業日を挟んでいないとき(例:土曜に見た、金曜が期日の作業項目)は「期日を過ぎています。」と出ます。

使ったカレンダーと、そのタイムゾーンでの今日も出ます。期日を変えると数秒後に計算し直されます。

5. 対応する国と範囲

カレンダー対象「今日」の初期タイムゾーン対象外
日本国民の祝日、振替休日、国民の休日Asia/Tokyo年末年始(会社独自の休日で登録)
米国連邦の祝日(5 U.S.C. 6103)America/New_York大統領就任式の日(ワシントン D.C. 周辺のみ)、州の祝日
英国イングランドとウェールズのバンクホリデー(特別なバンクホリデーを含む)Europe/Londonスコットランド、北アイルランド
国の祝日を使わない週末と会社独自の休日だけ管理画面を開いた管理者のタイムゾーン国の祝日すべて

計算できる年は 2022〜2099 年(すべてのカレンダーで共通)です。タイムゾーンは管理画面で変えられます。欄は、既定のカレンダーかプロジェクトで使っているカレンダーの分だけ出ます。

6. 祝日の正確さと出典

祝日は法律や規則から計算し、毎月、公式の発表と照合しています。食い違いが見つかればアプリを更新します(自動で反映されます)。日本の春分の日と秋分の日は、前年 2 月の公表で確定します。

出典:

7. 祝日がずれていたとき

アプリの更新を待たずに、管理画面の「会社独自の休日」と「出勤日」で直せます。会社の設定は国の祝日より優先されます。あわせてサポートに知らせてください。

8. 画面の言語

管理画面と作業項目の画面の枠は、利用者の言語が日本語なら日本語、それ以外は英語で表示します。自動化アクションの名前・入力欄と、自動化の実行記録(Audit log)に出るエラーは、Jira の仕組み上、英語だけです。エラーの意味は次の一覧で確かめられます。

アカウントの言語を変えた直後は、管理画面と枠の題名だけが前の言語で出ることがあります。Jira 側に保存された表示が原因なので、ブラウザで読み込み直す(Windows は Ctrl+Shift+R、Mac は Cmd+Shift+R)と直ります。

9. エラー番号の一覧

自動化の実行記録には「[BDD-001] Business days must be a whole number」のように番号付きの英語で出ます。管理画面と画面の枠では、利用者の言語で出ます。

番号実行記録の英語意味と直し方
BDD-001Business days must be a whole number営業日数が整数ではない。スマート値が空や文字になっていないか確かめる
BDD-002Dates must be in YYYY-MM-DD format開始日の形が違う
BDD-003This date does not exist存在しない日付(2 月 30 日など)
BDD-004Business days must be between -3660 and 3660営業日数が大きすぎる
BDD-005Supported years are 2022 to 2099対応範囲外の年
BDD-006Unknown holiday calendar対応していないカレンダー
BDD-007The period is too long to count business days数える期間が長すぎる
BDD-008Unknown time zone対応していないタイムゾーン
BDD-101The default calendar is not valid既定のカレンダーの設定が正しくない
BDD-102The weekend days are not valid週末の曜日の設定が正しくない
BDD-103At least one day of the week must be a working dayすべての曜日を週末にした
BDD-104Enter dates in YYYY-MM-DD format会社の休日・出勤日の日付の形が違う
BDD-105The project calendar setting is not validプロジェクトのカレンダーの設定が正しくない
BDD-106You can register up to 2000 dates会社の休日・出勤日は合わせて 2000 件まで
BDD-107The time zone for ... is not validタイムゾーンの設定が正しくない
BDD-108Only Jira administrators can change these settings設定を変えられるのは Jira 管理者だけ
BDD-201Could not read the work item作業項目を読めなかった(権限がないなど)
BDD-900An unexpected error occurred想定外のエラー。サポートに連絡する

10. データの扱い(データの所在の分類)

アプリが保存するのは管理画面の設定だけです。すべて Atlassian の保存領域(Forge hosted storage)にあり、Jira と同じ地域に置かれます。外部への通信はしません。

データデータの所在の対象
既定のカレンダー、週末の曜日、プロジェクトとカレンダーの対応対象(in-scope)
会社独自の休日、出勤日対象(in-scope)
カレンダーごとのタイムゾーン対象(in-scope)

保存するのは設定 1 件だけで、アカウント ID などの個人データは含みません。使う権限(scope)は、作業項目の期日を読む read:jira-work と設定を保存する storage:app の 2 つだけです。動作の記録(ログ)には、入力の形、計算の結果、作業項目の番号、エラー番号だけを残し、作業項目の内容や個人データは残しません。詳しくはプライバシーポリシーを見てください。

11. サポート